オステオパシー(osteopathy)とは

主に筋肉・筋膜などのフィクセーション(fixation/生理的関節運動の範囲内での可動性が減少または消失している状態のこと)を起こしている軟部組織を矯正するために用いる手技です。

トリガーポイント・テンダーポイントなどと呼びますが、異常のある筋肉にはコリコリしたしこりがあります。

筋肉の中に老廃物がたまり、繊維がもつれている状態です。

主に疼痛ポイントと硬結＆圧痛ポイントの二種類があります。

主に関節など、骨性のフィクセーション(fixation/生理的関節運動の範囲内での可動性が減少または消失している状態のこと)を起こしている骨を矯正するために用いる手技です。

関節の矯正は、骨自体にアプローチして優しく少し時間をかけて矯正する方法と、素早く強い力で矯正する方法。または筋膜や靭帯を介して関節を矯正する方法などがあります。

※頚椎や腰椎を高速回旋するようなことはいたしませんのでご安心ください。

手術後の身体や、関節や筋肉に機能障害がある場合、二次的に胸腔・腹腔・骨盤腔内の緊張が見られる時があります。

生きた人間は内臓機能を果たすために内因性の固有運動をしています。息を止めていたとしても自動運動しているのです。

その自動運動するための必要な十分なスペースがあるのか？緊張しているところがないか？などを診て調整します。

内臓そのものを触ることはありません。あくまで筋膜を介して間接的に腹部の緊張を取り除きます。

主に仙骨と頭蓋骨にアプローチします。脳脊髄液のポンプ運動の要となる部位です。

同時に筋膜隔膜を調整することがあります。

本当に繊細な施術ですので受ける方は痛みはもちろん調整されている感覚すらないかもしれません。副交感神経が優位になり心地よくてそのまま眠ってしまう方も多いです。

頭蓋骨は20個以上の骨が縫合で合わさって出来ています。一つ一つが歯車のようにわずかですが自動運動しています。

脳脊髄液が湧き出るときは拡張、湧き出るのをやめるときは収縮します。

出産時のトラウマなど多くの方はこの自動運動が制限されている場合が多いので、その制限を解放し本来の頭蓋リズムを取り戻させることが重要です。